まろゆ子のやつ

マジで地球が合わない人が日々更新する何か

銀河鉄道の夜

約45年生きてきて、今さら「銀河鉄道の夜」を読んでいる。

寝る前にちょこちょこ読みしてるからめっちゃ進み遅いんやけども。

今ね、カムパネルラと鉄道に乗って白鳥座に着く手前。

 

ジョバンニとカムパネルラって決して親友じゃなかったと思う。

 

カムパネルラがジョバンニに持ってた気持ちって、

自分自身にとって非常に都合のいいものだったんだと思う、

なんて言っていいかわかんないけど。

それを否定するつもりもないんだけど。

 

ジョバンニがいい奴すぎたんだなって…

 

ジョバンニが答えられない問題をカムパネルラが答えなかったのはさ、

憐れみでしかなかったんじゃねって思ったんだわ。

 

結局ジョバンニをいじめてる奴らとつるんでるわけだし。

星祭だってそいつらと行ってるし、

目の前でジョバンニがからかわれてても止めなかったでしょ。

それって対等な友達じゃないよな?

 

なんかあれよ。

いじめることを止めなくてもいいから、

自分も同じ立場に立てる人間だったら良かったなと思った。

こいつらは仲のいい友達だったかもしれないけど、

二人きりの世界ならば親友になれた関係だとしても

普段の暮らしの中では、決して対等な関係ではなかったというのが

なんだかとても悲しい。

 

そういう関係性であっても純粋に友情を感じるジョバンニが

どこまでもピュアすぎてもはや悲しい。

泣きそう。

 

まぁ、この物語が書かれた時代背景的に

貧しい人に対して周囲がこういう扱いをするって

結構あるあるだったのかなぁ…

ジョバンニのバイト先の大人もクソだったしな。

 

もっとひたすら美しい物語なのかと思ってたよ。

 

あと文章に癖がありすぎてめっちゃ読みにくいw

 

でももっと佳境まで読んだら感想が変わるかもしんないよね!

引き続き読むわよ!