銀河鉄道の夜読了
読みづらかった…。
三角灯だったかというものがよく出てきたんだけど、
どんなものか調べずに読み進んでしまったので想像が追いつかなかった。
きちんと調べて読むの大事だね。
それ以外にも、ちょっと想像するのが難しいというか、
しっかり系統だった感じの文章の構成じゃないんで
正確にその光景を想像しながら読もうとすると、難しく感じた~。
すごく時間がかかった。
みんな、こんな文章をサクサク読めるのすごいな。
でもゆっくりじっくりイメージを深めながら読むと
実にロマンチックで幻想的で、
でもどことなく浮世離れした、すこし寂しげな様子が思い浮かんだ。
カムパネルラは基本的にいい子ではあったんだと思う。
ジョバンニは純粋で感じやすい、思いやり深い子だったんだろうな、
でも自分自身の欠けや貧しさゆえの疎外感なんかを実は強烈に感じていて、
そこを刺激されちゃうと意固地になるようすなんかがあったなぁ。
わりと文字の抜けも多くて「未完」て感じはしたけど
それでもあそこまで読ませるのはやっぱり内容の美しさ故だろうなと。
きれいで物悲しく宗教的な話だった。
もう一回読みたいと思った。